2016 チベット&中国 1〜2日目(青海省)
ようやくチベットに行ってきた。
というのは、2011年の夏にチベット旅行の手配をしたのだが、1ヶ月前に旅行代理店から「中国共産党90周年のイベントで外国人のチベット観光中止令が出て、チベットに入れるかどうかわからないので、キャンセルしませんか」という連絡があり、泣く泣くキャンセルしたことがあったからだ。
1日目
05:50 羽田空港着
07:20 羽田発
10:00 北京着
12:00
イミグレーション、荷物受け取り、再チェクインでかなりの時間がかかった。
プライオリティーパス で入れるラウンジで食事。
北京のラウンジは食事がなかなか美味しく、ついつい食べすぎてしまう。
16:45
約1時間遅れで北京を離陸
19:00
西寧着。
迎えのドライバーが着ておらず、インフォメーションに助けを求めるも英語が通じず、漢字で「車」「無」等書いてみたがなかなか通じず困ったが、最終的にスタッフがガイドの会社の連絡先に電話してくれ、連絡がついた。
北京で飛行機離陸の直前に「さらに1時間遅れる」とアナウンスがあったのだが、すぐさま取り消して離陸し、西寧のガイドには最新情報が届いていなかったようで、迎えが遅れたのだった。
後で調べたら「車」は簡体字で「车」、「無」は「无」。これは書いても通じないか…。
20:10
ガイドと合流、地元の麺屋に連れて行ってもらう。
手打ちのジャージャー麺のようなものだが、イスラム系(回族)のお店らしかったが、横ではチベット仏教の僧たちが食べていた。
回族の存在はうっすらと知っていたが、中国の地理や民族について知識がないので、この旅で回族の麺を食べることになろうとはまったく予期しない出来事であり、印象深かった。
21:20
ホテルにチェックイン。明日に備え早く寝たいが、ベッドが硬い。
2日目
07:00
朝食はホテルではなく隣の麺屋に行くように言われ、朝から麺。
08:00
昨日ピックアップに遅れたお詫び、とクコの実を1kg渡される。
名産品らしいが、重いし、そんなに食べられないよ…。
10:00
タール寺を見学。
帰って調べたら、「クンブム・チャムパーリン寺」が正式名称らしい。以下、Wikipediaより抜粋:
クンブム・チャムパーリン寺とは青海省の省都である西寧の郊外の湟中県に位置するチベット仏教の寺院である。漢字表記は塔爾寺(とうじ・じ/タールじ)タール寺、クンブン寺、クンブム寺とも表記。チベット仏教ゲルク派(黄帽派)の寺院で、ゲルク派の開祖ツォンカパの生誕地としても知られる。アムド地方における主要拠点のひとつである。
広い敷地の中に複数の建物があり、坂を登りながら見て回る。
初めて五体投地している人を生で見た。
マニ車は日本でも見たことがある。
どれも目が覚めるような極彩色。
よく見ると本物の鳩がいる。
こちらの彫像はバターで作られているそうで、涼しい部屋に保管されていた。
一部溶け落ちてしまったものを見て本当にバターだと知る。
タール寺の前にはお土産屋などが並ぶ通りがあった。
大きなパンを売る屋台が気になる。
12:00
昼食。この骨付肉、スパイシーでとても美味しかった!
四角い麺。美味しいが、箸で掴みにくいしレンゲはないし、食べにくい。
日月山に向かう途中、ヤギ?羊?がたくさんいた。
ガイドに促され、ヤクに乗るダンナ。ヤクはずんぐりむっくりしていて、とてもかわいい。
14:00
日月山に到着。
標高3520mの日月山の観光が旅のルートに組み込まれていた理由のひとつは、高度への順応があるようだが、とても美しい景色なのに人もまばらで、贅沢だった。
(ちなみに西寧市も2275mなので、相当高いところにある。)
ここにもヤクがいた。
タルチョと紙吹雪が舞う。
紙吹雪の正体は紙ルンタというお札のようなもの。
風に舞ってゴミになるじゃないか、と心配したが、風に乗って仏教を広めてくれるもの、という位置付けらしいので、舞ってOKのようだ。
日月山からまた車で移動。
14:30
青海湖へ到着。入場料が100元と高い!
Wikipediaによると
中国最大の湖であり、地球上でも米国ユタ州のグレートソルト湖に次いで2番目に大きな内陸塩湖である。
チベット高原北東部に位置し、面積5,694平方キロ、周囲360キロである。海抜3,205メートルの高地にあり、周囲から大小23の河川が流入する。湖水は平均水深約19メートル、最大水深28メートル、蓄水量1050億立方メートル。
わざわざ湖を見るために100元は高い気がするのだが、中国人観光客がたくさんいた。
湖の中の建物は昔の魚雷発射実験基地だという。
中国人は記念撮影好きだよね。
道路を大移動中。
18:00
西寧に戻ってきた。郊外に乱立するマンション群。
18:30
夕食はやっぱり麺。種類は違うとはいえ、4食連続の麺はさすがに飽きてくる。
こちらはヤクの肉を煮た物。ヤク、食べるんだね。
このあと、青蔵鉄道でチベットに向かいます。