レギスタン広場(サマルカンド)
3つのメドレセ(神学校)が並ぶレギスタン広場。
なにが素晴らしいって、やはり3つの建物が美しく向かい合っていることにある。
左から、ウルグベク・メドレセ(1420年に完成)、ティラカリ・メドレセ(1660年に完成)、シェルドル・メドレセ(1636年に完成)。
中庭の様子。
この中庭のあるスタイルの建物はスペインやモロッコでも多く見かけたが、日差しが強く乾燥した地域に合うのだろう。なんとも優雅。(実際は厳しい気候や外敵から守るための構造なのだろうが。)
「ウルグベク」はティムール朝の第4代君主、そして天文学者だったそうで、その功績を説明するコーナーがあった。
1階はほとんど個別のお土産屋になっている。
いたるところでウェディングの写真撮影が行われていた。美しい花嫁さん。
中央のティラカリ・メドレセ。
「ティラカリ」とは「金箔を施された」という意味だそうで、
中には黄金の礼拝堂がある。ここだけ黄金の光の反射がすごくて空気まで金色のようだった。
右のシェルドル・メドレセ。向かいのメドレセと同じパターンが使われているが、
(トラに見えるが)ライオンと、人間の顔を持つ太陽が描かれている。偶像崇拝禁止のイスラム圏ではタブーのはずだが、当時の王が権力を誇示するために描かせたそうだ。
夜のレギスタン広場。緩やかな階段状になっていて、みんな段差に腰掛けて眺めている。
この日は21時から始まったプロジェクションマッピング(ライトアップ)。