九份への行き方と楽しみ方(時間がない人向け)
九份に行ってきた。
九份は19世紀末に金の採掘が開始され、最盛期には「小上海」「小香港」と呼ばれるほどの繁栄ぶりだったそう。その後1971年に金鉱が閉鎖され、廃れて行ったが、1989年にニ・ニ八事件映画を題材にした映画『悲情城市』のロケ地となったことで再び脚光を浴びるようになったそう。
今回の旅では台北にいる時間が少ないこと、また夜の九份から帰るバス・電車が混む、さらに週末はもっと混む、という話を聞いていったん諦めたのだが、往復送迎バスを使えば帰りも座れてトータル4時間半で戻ってこれるプランが立てられてので、急遽行くことにした。
kkdayで予約したのは以下2つのプラン:
- 台北 – 九份 往復送迎バス乗車チケット:午後出発・日帰り観光に便利!
MRT西門駅から九份までの送迎だけのチケット(予約時のレートで1,745円) - 【台湾・九份】眺望が自慢の茶芸館・海悦楼茶坊:東方美人茶+お茶菓子セット
九份でいちばん有名な建物、阿妹茶酒館を見渡せる茶芸館でのお茶セット(予約時のレートで1,450円)
15:30
MRT西門駅 5番出口をすぐ出たところが集合場所。紙を持った男性たちが立っていてすぐわかった。
バウチャーと名前を確認し、9人乗りワゴン車に案内され、出発!
運転手さんは日本語はできなさそうだが、質問すると翻訳アプリなどを駆使して解決してくれる。
16:35
さらに坂を登り、九份の駐車場に到着。九份って階段のイメージしか無かったが、こんなに海の景色が美しいとは。
両側はお店が多いので、手すりがある箇所はほとんどなく、お年寄りは下るのが辛そうだった。
16:50
提灯が美しい。混んではいるが、まだこの時間帯は普通に歩けた。
17:00
kkday で予約していた海悦楼茶坊へ。
九份といえばこちらの阿妹茶酒館が有名。「千と千尋の神隠し」の油屋のモデル?と言われている建物。この景色を楽しむために、あえて向かいの海悦楼茶坊を予約した。
入り口にロープが張られていて、予約した人だけ通しているようだった。予約して大正解!
あいにくテラスが満席だったので、奥の席へ。海の景色が素晴らしい。
お茶のセットが運ばれてくる。茶葉は東方美人。ドライグアバと竹炭ピーナッツ、そして茶梅が付いてくる。どれも美味しい。
3Fは団体さんが去った後で、お皿が残ったままだった。写真の奥がテラスになる。
お店の入り口はこの電信柱のあたり。写真を撮るひとでごった返している。
阿妹茶酒館の入り口にも行列ができていた。こちらもkkdayで予約できるので、予約した方が良さそう。
17:25
だいぶ薄暗くなってきた。この日の日の入りは17:18。
この日は気温が下がり風も強かったため、テラスはかなり寒かった。冬は室内の方が良いのかも。
外が暗くなったので、阿妹茶酒館のお客さんがよく見える。
阿妹茶酒館もkkdayで予約可能。阿妹茶酒館の方がインテリアも素敵らしいので、どちらに入るかは悩むところ。
18:00
集合時間は18:40、そろそろ店を出て散策しながら駐車場に戻らなければいけない。
下の通路(階段)は激混み。これは大変。
将棋倒しが起きたら確実に死ねる。これまで事故はないのだろうか?
しばらく登ると十字路があり、左へ曲がると基山街。こちらも竪崎路方面へ行きたいが進めない人が止まってしまい、大混雑。
しばらく進むとようやく普通に歩けるようになってきた。基山街は商店街っぽいかんじで、食べ物もいろいろ売られている。混雑していなければ食べ歩きしたい通り。
私が歩いたのは以下のルート(反時計回り)。海悦楼茶坊を出てから駐車場に戻るまでに混雑の影響で40分ほどかかった。
18:50
帰りのバスに乗車、九份を出発。疲れて寝入ってしまう。
19:40
西門駅周辺に到着。トータル4時間10分!4時間半もかからなかった。
本当は竪崎路のもっと上にある阿柑姨芋円という台湾スイーツ屋にも行きたかった。
もし次にこの往復バスで行くとしたら、混雑のピーク前に竪崎路と基山街を見物し、少し戻って阿柑姨芋円で休憩し、竪崎路をひたすら降って駐車場へ向かうかな。阿妹茶酒館にも行ってみたい。
もしくは、九份に1泊して、朝や観光客が帰ったあとの九份を満喫したい。
夏至の場合、日の入りが18:45頃のため、夜景を見たいならばもう少し遅い時間に戻るツアーの方が良いかもしれない。
とにかく、帰りの心配のない往復送迎バスはおすすめ!