2019 ベトナム中部 5日目(ティエンムー寺〜カイディン帝陵〜ミンマン帝陵)
5日目の続き
14:30
運転手さんと合流し、フォン川をまた王宮のある側に渡り、王宮前を通り過ぎてティエンムー寺へ。1601年建立。
こちらの青い車、この寺のティック・クアン・ドック師が1963年に大統領の仏教弾圧への抗議としてサイゴンで焼身自殺した際に乗って行った車とのこと。
後にピューリツァー賞を獲得する焼身自殺の様子を収めた写真と、大統領の妹のインタビューでの発言により、大統領の暗殺事件に繋がっていくところが興味深い。
15:30
10kmほど走り、カイディン帝陵へ。
下のチケットが王宮のチケット売り場で購入した3ヶ所 セットチケット(280.000VND)。
第12代皇帝カイディン帝の陵墓で、1931年に完成。フランスに擁立されていて、カイディン帝自身も渡仏経験があり、バロック様式が随所に見られる。
手前の建物は碑亭、奥が啓成殿。
カイディン帝の像。40歳で結核で死去。息子が継ぐが、最終的にフランスに亡命することになるので、カイディン帝陵が最後の帝陵。
それにしても豪華すぎる。
建築費のために増税して反感を買ったそうだが、本当に美しい。色合いも素敵。
陶器などで作られたモザイク模様。これを作る仕事は楽しそうだ。
次にミンマン帝陵に行こうとすると、運転手さんが「そこに寄ると220kmを越してしまう」という。追加料金を払うので寄って欲しいと伝える。
16:00
ミンマン帝陵に到着。第2代皇帝ミンマン帝(在位1820〜41)の陵墓で、1843年に完成。
聡明正直橋の先の丘のような部分がお墓。
今回の旅行、レンタル衣装の観光客以外でアオザイを着ている人をほとんど見かけなかった。
(ホテルやレストランの制服として着ている人は多い。)
昔は白いアオザイの女子高生がたくさんいたけれど、最近はアオザイ以外の制服が多いようだ。
これ、ドリアンかと思ってたが、調べたらジャックフルーツだった。食べたことない気がする。
16:45
見学を終え、ダナンへ向かう。
帰りはハイヴァントンネルを通る。
19:00
ホテル着。
運転手さんに1,640,000 VND(約7600円)に有料道路や駐車場代、距離の追加料金を計算し始めたが、計算が苦手なのか電卓を何度も叩いた結果、諦めて上記料金で良いと言ってきた。ダンナが慌てて「もっと高く!」と謎の値上げ交渉を始める始末。
この運転手さん、とても気が利いて、駐車場で寝ててくれればいいのに、私たちが出口から出るとすぐにどこからともなく車がさーっと現れる。多めにチップを払うつもりだったので、こちらで想像した追加料金と多めのチップを渡し、握手し別れた。喜んでいたので、足りたんだと思う。
若い頃は必要最低限のチップしか払わなかったが、年齢のせいか、物欲がなくなったからか、良いサービスに対しては多めのチップを払いたいと思うようになった。
20:15
ホテル近くのレストランで夕食。 外国人が多いエリアなので、外国人向けのレストランが多い。
下は春巻き4種類。
ベトナムはお店・店員さんによって接客態度が良すぎる人から悪すぎる人までいる。
その態度の差が、お店の価格帯や店員さんの年齢と関係がないのが面白い。
夜はベトナム人の若者が多い。数年前にダナンを旅した友人が「暑い昼間にビーチにいるのは白人だけ。現地の人がビーチに集うのは早朝と夜だけ」と言っていたが、本当にそうだった。
6日目に続きます。